Information&Pick up Report
2022/02/04 更新
Category;ピックアップレポート
「外環八潮スマートインターチェンジ」という施設の整備が行われるというお話、皆さんご存じでしょうか?。
運輸のお仕事や、車を使用したお仕事の方、エリアとしては八條地区の方は既にご存じかもしれませんね。ちょっとこの「外環八潮スマートインターチェンジ」について掘り下げていこうと思います。
この施設、正式名称は今現在決定していませんが、市のホームページでは(仮称)外環八潮スマートインターチェンジと明記されていますから、この名称でお話ししていきます。
みなさん東京外環自動車道(以下 外環道)はご存じですよね。この外環道、現在では東京都練馬区大泉町から埼玉県を経由し、千葉県市川市高谷に至る、まさに首都圏の外かくを結ぶ環状道路です。
一応計画としては、東名高速道路と東京外かく環状道路を接続する東名ジャンクション建設があるんですが、これ2020年開通予定だったのがとん挫しているんです。諸々の理由で。
この外環道の草加ICと外環三郷西ICの間に位置する八潮市内に、東埼玉道路と接続するジャンクションを作ろうという計画があります。これが草加八潮ジャンクション計画。
東埼玉道路というのは、八潮市八條と春日部市下柳を結ぶ国道4号線のバイパス道路に指定されている道路で、いずれは庄和IC(仮称)までつなごうという計画のある道路。八條からレイクタウンに続く新しい道路がそれです。いつも渋滞しているところw。ここが外環道と繋がることで、首都圏近郊との大動脈ができることになります。
この外環道、八潮市も経由しているものの、八潮から乗るインターチェンジがないんですよね。草加IC – 外環三郷西IC間には。なので乗り降りする場合は、草加ICか外環三郷西IC、ちょっと頑張って八潮市内の首都高のICから外環道に入る。ってことになりますが、ジャンクションができることで東埼玉道路に接続することにより、ここにインターチェンジができることになるので、市内から外環道に乗り入れできるようになりますと。
で、この草加八潮ジャンクション建設と同時に、この外環八潮エリアにインターチェンジだけでなく、パーキングエリアを作ろう。という計画が同時に進行しています。これが東日本高速道路株式会社(ネクスコ東日本)が整備を計画している(仮称)外環八潮パーキングエリア。
外環道にはパーキングエリアは新倉PAしかなく、外環道二番目のパーキングエリアとして整備されることになります。これだけでも意外と結構すごいことだと思いません?。
で、本題。ここにできるパーキングエリアに、スマートインターチェンジなる機能を整備しましょうよ。という計画がその(仮称)外環八潮スマートインターチェンジ。いずれにせよ乗り入れ口はできる予定なので、だったらスマートにしましょう。ということになりそうなんです。
じゃあスマートICってなんだって話ですが、以下八潮市のホームページより。
スマートインターチェンジとは、高速道路の本線やサービスエリア、パーキングエリアなどから乗り降りができるように設置されるインターチェンジです。ETCを搭載した車両のみが通行可能なため、通常のインターチェンジの整備に要する費用に比べ、低コストで整備が可能となっています。
参考までに、この写真は都内で初めてできた府中スマートICなのですが、ご覧頂くとわかるんですけど、「料金所」がないんですね。現金払いはなし。すべてETC専用となってます。
つまりこのようなETC専用のスマートなインターチェンジの機能を持たせた施設が、このスマートICと呼ばれる施設です。
まとめると、草加八潮ジャンクションと同時に、外環道に八潮パーキングエリアを整備→<これにETC専用の「スマートIC」を整備して乗り降りできるようにしちゃおう。という計画です。これによって、八潮市内からも外環道にETCでスマートにアクセスできるようになるってわけです。
外環八潮スマートインターチェンジというより、外環八潮PAがどこにできるかって話ですよね。資料を見る限りは、ちょうど東埼玉道路と外環道の接点辺りかなと思われます。
ちなみに、ネットで画像検索するとこんなものが上がってます
写真にもある通り、あくまでイメージですが、それでもかなりの規模になりそうです。
例えば、東北自動車道の「蓮田スマートIC」、ここはご存じの通りサービスエリアなんですが、上記のスマートインターチェンジの機能を持たせており、東北自動車道久喜ICと岩槻ICのほぼ中間に位置する場所ながら、そこから高速を降りることができるようになって、東京方面のハーフインターチェンジとして、今までアクセスが不便だった蓮田市内、白岡市、宮代町や伊奈町へのアクセスが便利となりました。
八潮市の方でも、このスマートICができることによって、まず外環道へのアクセスが良くなることや、物流の流入等による経済効果、それに伴う人の流入によって、市内、特に八潮市北部エリアの活性化は間違いなく見込まれるのではないかなあと。当然、排気ガスの環境問題だったり、車両の通行による騒音、治安維持だったり、色々と課題はあるかとは思いますけどね。そこは行政の方達に頑張っていただきたい。
ちなみに、草加八潮ジャンクション、八潮PA、八潮スマートICの開通時期ですが、今のところ全く未定の様です。八潮PAの開通が2026年度になるんじゃないかなという話ですが、これもまだまだはっきりとはしていません。
いずれにせよあと数年で、大きな変化が訪れようとしてますね。個人的には八潮スマートICができても、きっと共和橋わたって三郷から外環道乗るんだろうなあって思ってますけどw
そんな感じでつらつらと綴ってみました。なにか間違えがあるようなら、すみませんがお問合せフォームからご指摘下さい。よろしくお願いいたします。
参考:
東京外環自動車道 wikipedia
東埼玉道路 wikipedia
北部拠点で計画されている(仮称)外環八潮パーキングエリアについて 八潮市
スマートインターチェンジ整備 八潮市
「外環八潮スマートIC」外環道に誕生へ “新道路”との接続地点に設置 乗りものニュース
東京外環自動車道(仮称)外環八潮パーキングエリアについて 草加市議、矢部しょうへいの日常ブログ
hacchin