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2023/02/07 更新
Category;ピックアップレポート
令和5年2月5日(日曜日)、第38回彩の国21世紀郷土かるた八潮代表選抜会がエイトアリーナにて3年ぶりに開催されました。
埼玉県では何十年も以前からこの「郷土かるた」の大会が開催されており、八潮市でも各子ども会単位で練習に励み八潮大会に小学生たちが出場し上位入賞者が県大会に勝ち進むという伝統でした。
主催は八潮市子ども会育成者連絡協議会、八潮市教育委員会です。
協賛は八潮市ジュニアリーダー会で、ジュニアリーダーの皆さんがかるた大会のお手伝いに来てくれました。かつては多くの子どもたちでにぎわったエイトアリーナも前の方の真ん中だけ使用しており、さみしげです。
埼玉郷土かるたは、埼玉県内の小中学生が作成しており、読札・絵札には、埼玉の主な歴史や人物、産業や自然が盛り込まれています。
この大会は新型コロナウィルス感染症拡大防止のために3年間開催されていませんでしたが、その間に多くの子ども会単位が無くなっていき、今回の大会では10名の参加者と小規模の開催になりました。
埼玉県内でも子ども会がどんどん減っているとのことで、もう市の大会が開催されていない自治体もあるようです。
八潮市の今回の大会でも団体戦は無くなり個人戦のみとなりました。
今後は子ども会単位での参加ではなく、個人での参加としての大会なども検討されているようです。
毎年寒い時期にストーブを炊きながら小学生たちがかるたを前に競った冬の風物詩も失われていくようで、少し切ないですね。
上二丁目、南川崎、中川の10名の参加者たちは、真剣な表情でかるたを見つめ、いっしょうけんめいに札を取りました。
10名の小学生のために、八潮市の多くの進行役員の方々がご助力くださいました。
時代の移り変わりとともに、消えゆく行事もあり、郷土かるた大会ももしかしたらその一つになってしまうのかもしれませんが、多くの埼玉県民の心の中には郷土かるたの読み句、そして絵札が時折思い出されることでしょう。