■フェイスシールドを作ったきっかけとは・・・
中国でのコロナ感染の様子を見ていてフェイスシールドの必要性を感じた吉田さんの発案でした。
ゴムバンドを使用したものや額の部分にスポンジを使用したものでは、今後中国から物が入らなくなったときに安定供給することができなくなってしまう。必要とする方に安定供給するためには自社のシートのみで作ることだと考え作り始めたそうです。
■フェイスシールドを作る中での苦労
安定供給でき、ウィルスから身を守ってくれるフェイスシールドを完成させたタイロンさん。今までは企業からの発注により製品を作っていたため、どのように販売したらよいのかわからなかったそうです。
そこで、知り合いに配布し、当時、独自の緊急事態宣言が出されていた北海道にも送られたそうです。八潮市長にも市役所や必要としている方へ届くようにと渡しに行かれたそうです。
そして、徐々に使用した方たちで口コミで広がって草加八潮の医師会の方から連絡がきて、シールドの長さなどを5~6回改良をして、完成しました。
2月に考えたフェイスシールドは3月17日販売を開始することになったのです。
県内の病院などを最優先にサンプルを1000件送付し、そのうち800件以上から依頼があり、販売当初はFAXと電話が鳴りやむことがありませんでした。それでも、必要とする方に一日でも早く届けるために、製品が届くまでの間に使用できるようにサンプルを届け、注文から10日程度で手元に届くように尽力されたそうです。
現在は、需要が少し落ち着き始め、早ければ翌日には手元に届くように発送することができるようになったそうです。
■フェイスシールドをどのような方に利用していただきたいですか。
医療に携わる方、接客業の皆さん、スーパーや役所などの不特定多数の人々と接する機会の多い方にご利用いただけると嬉しいです。
距離が近く、マスクのできない子どもを扱う保育や教育に携わる方にもおすすめです。
■フェイスシールドを作る前はどんな製品を作っていたのですか。
DVDのスリーブや商品のパッケージをメインに作っています。
編集部としては具体的にどんなものか知りたくて、実際の製品を見せていただきました。見せていただくと・・・・、日々お世話になっているものばかりで驚きました!!
メーカー名は言うことができないとのことでしたので、子どもたちが大好きなハンバーガーチェーン店(全国)のメニュー表に使用されていたり、夢の国であるテーマパークのお菓子のパッケージに使用されていたり、化粧品のパッケージ、香水のパッケージ、本の表紙カバーと身近なところでたくさん触れていたり、使っていたりするものばかりでした。