話題のネットスーパーってどんな感じ?利用者の方にリサーチしました。

Information&Pick up Report

2021/03/14  更新

Category;ピックアップレポート  

先日、八潮市内で利用できるネットスーパーのご紹介をさせていただきました。
今回は実際にネットスーパーを使用している友人にオンライン取材で話を聞いてみました。ZOOMを使っての今時な手法で取材です。

友人の情報

年代:40代
勤務環境:共働き(時短勤務)
家族構成:夫、息子1人(5歳)
ネットスーパー歴:約10年
ネットスーパー変遷:ヨーカドー→パルシステム→イオン
移動手段:徒歩と自転車

Q&A

ーーネットスーパーを利用しようと思ったきっかけは?

子供が生まれる前からフルタイムで働いていて、買い物の時間ありませんでした。効率化を考える上でネットスーパーや生協などの宅配サービス調べてみたのがきっかけです。

ーーどのようにネットスーパーを活用していますか?

買い物のメインとして利用しています。週に1度、まとめて買い物をしています。特に2Lのお水やお茶、お米、うどん、根菜類など重たいものを玄関先まで運んでもらえることが助かります。ネットで注文したもの中心に献立が組まれ、足りないものを帰宅途中のスーパーで少しだけ買い足すイメージです。届く商品は普通のスーパーのものと同じです。届いた日には、お刺身などの生ものをメニューに取り入れたり、新鮮な食材を安心して購入することができます。

ーーその他の宅配サービスと比較したことろは?

他のネットスーパーや生協を利用していた時期もありました。生協は配送日の1週間ほど前に注文締切日があったりと、注文締め切りから配達までラグがあり、1週間以上前のメニューを考えて注文することを負担に感じたり、購入したものを忘れて新たに買い物してしまい、注文した商品が届いて多くなってしまったり、合わないと感じることが多かったです。

ーー梱包資材の回収はどうなっている?

商品を届ける際の梱包資材が常に玄関先に置かれていることがストレスでした。生協は注文して次の配達の時に回収されますが、次を注文しているとまた新たな梱包資材が届き、玄関先からなくなることがありません。その点、ネットスーパーは在宅時に受け取ることができればその場回収してくれますし、不在の場合は必ず何日以内に回収しますという約束はありませんが、早ければ2、3日で回収してくれます。なかなか回収に来ない場合も問い合わせをするとすぐに回収に来てくれます。

ーー品揃えや商品写真と実物のギャップについては?

普通のスーパーで買い物するのとほぼ変わらない感覚で利用できます。多少あれ?と思うことがあっても、そのギャップよりも利便性を求めています。しかしパッケージの写真情報が足りなかったり、成分表まで見ることができないと、別の商品サイトで調べたり不便なことがあります。生鮮食品は思ってたより小さかったなとか、店で見てたら買わなかったかもということは確かにあります。

ーー真夏でもお刺身(そのまま食す生もの)は買える?

受け取り時に在宅していれば、スーパーで買い物するのと同じ感覚です。置き配になった場合も早めに帰宅するのであれば保冷剤や保冷バッグに入っているので安心ですが、なるべく帰宅時間に近い配達にしたり、備考欄に保冷剤を上下に挟んで欲しいと書きます。

ーー注文締め切りから商品到着までのタイムラグをどう感じる?

最短、仕事のお昼休みに注文して当日の16時に届くため不便に感じたことはありません。注意として必ず利用できるというわけではなく、便には限りがあり、夕食に準備に間に合う夕方の時間帯は人気で、雨や雪が降ると特に埋まりやすいです。(※1)

ーー配送料300円を高く感じる?

細々と配達をしてもらうのではなく、メニューは大まかに一週間分を考えてまとめて注文するので300円は高く感じません。冷凍庫はパンパンです。スーパーへ行って商品を見るとついで買いをしてしまうという無駄が減ります。商品の金額はお店とだいたい一緒で、店舗と連動しているのかはわかりませんが、値段は変動します。セール表示がなくても安く買えることがあります。

ーートラブルがあったことは?

①真夏に惣菜のとんかつを買って、保冷剤を上下に挟んで欲しいとお願いしたのに、上は保冷剤が無く、帰宅遅くなってしまったため、返品したことがありました。
②国産和牛で赤みが多いものを希望したら、黒毛和牛が入っていた。予算1000円のイメージが倍の金額の2000円だったため電話したら、すぐに取りに来てくれました。
③卵が割れていた時も電話するとすぐに交換対応してくれました。思っていた物と違うという時も速やかに対応してくれます。

ーーどんな人に向いていると思う?

高齢者や子供のいる家庭はもちろんですが、買い物の時間を効率化したい人には強く勧めます。

こんな感じのお届け状態です

カバーの上のベルトには鍵が付いて届きます。
配送の担当者と宅配時刻がメモされています。

常温はビニール袋に入って届きます。

冷蔵品、冷凍品は銀色の保冷バッグに入っています。


一度にこれだけの量を注文しました。これは車で買い物出かけても結構な荷物の量になりますから、玄関まで配送していただけるのは助かるサービスです。

注文のコツ

使っていく上で、細かい注文を備考欄を活用してお願いベースで融通を聞いてもらうことが注文時のコツと教えてくれました。

[注文のコツ1] 備考欄を活用する

①商品の状態を希望する
例えば、アボカドを注文する時に「食べ頃のものを入れてください」やお肉を注文する時に「赤みを多め」でと自分が実際にスーパーで買い物する時に選ぶ細かい情報を備考欄に記入してお願いします。

②もしも可能だったらと希望を伝える
商品一覧にない商品でも一般的に店舗にありそうな商品を備考欄に「○○をできたら入れてください」と記入すると価格の確認はありませんが、だいたいの相場を把握していて、それでもよければといった感じで配達してくれるそうです。

[注文のコツ2] 希望の便を早めに抑える

注文をしたい時には、まず受け取りたい時間枠を確保します。雨や雪の日は前日に便を抑えます。また天候によっては配送が遅れるため、受け取り当日に使うものを注文する場合は注意が必要です。
具体的には前日の夜、子供の寝かしつけのタイミングで便を押さえておきます。そして通勤時間などを利用して翌日、変更・注文している配達の便を確保しています。

[注文のコツ3] 欠品の情報を早く掴む

欠品の商品があったら電話連絡をしてもらい、受け取り当日に使う予定のものだったら、帰りにスーパーで買って帰るという対応ができます。

サービスに求める改善点について

1、商品写真が少なく、成分表示が見えない
子供がアレルギーを持っていたり、オーガニックを気にしている人は成分表示をよく見ますが、商品写真に裏側の成分表示が写っていない場合は希望する商品サイトで調べてから改めて注文画面に戻って注文する手間がかかります。成分表示も写真にあると安心で便利ですね。

2、配達時間枠をもっと細かく分かると嬉しい
宅配便でも不在通知など業者側の負担を減らす、より細かいニーズに答えるといったことから発送の際に時間指定をするように勧められていますが、ネットスーパーでも配達時間枠2時間の中でもいつ来るのか詳細にわかると前後の予定が立てやすいです。

3、地球に優しいリユースのシステムを確立して欲しい
取材を受けてくれた友人は、ペットボトルで水を1度に14本買うなど、日頃からローリングストック(※2)しています。ペットボトルをリサイクルするシステムはありますが、リサイクルより安全で安心して利用できる容器のリユースシステムを確立することによって、ユーザーのリピートにも繋がります。ネットスーパーは買ったものは買った店舗に返却するという仕組みを作りやすいと思います。

編集後記

今回、コロナ禍ということもあり、初めてオンラインという方法で取材することができました。友人の話を聞いて、ネットスーパーはコロナ禍はもちろん、高齢化社会や共働き、子育て世代の助けになり、大いにこれからの可能性を秘めている未来志向のサービスということを感じました。便利に利用できる知恵をシェアしてくださった友人に感謝します。そして、長くなってしまった記事をここまで読んでくださってありがとうございました。

(※1)イオンのネットスーパーの商品が以前はイオンレクタウンから配達されていましたが、ザ・ビッグ八潮店から配達されることによって、便の空き状況も増え対応もよくなり、便利になったそうです。
(※2)ローリングストックとは、日頃から自宅で利用しているものを少し多めに備蓄し、使ったら使った分だけ新しく買い足していくことで、常に一定量の食料を家に備蓄しておく方法。災害時などの備蓄に役立ちます。

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