Information&Pick up Report
2026/04/01 更新
Category;ピックアップレポート
八潮市で家を建てるということは、この街でこれからも暮らし続けるということ。
冬の寒さ、室温差、ヒートショックのリスク。
家の性能は、暮らしやすさだけでなく“命”にも関わります。
八潮市ちゃんねるでは、地域に根ざす工務店の家づくりを3回にわたって特集しています。
今回は第2回目の記事です。
テーマは「技術で命を守る」。
理念、施工の思想、そしてそれを支える体制まで。
現場取材を通して、その本質に迫ります。

第1回では、社長の「ヒートショックを減らしたい」という想いをお届けしました。
今回は、その想いを実際に“形”にしている現場の話です。

断熱材の納まり。
気密テープの貼り方。
構造材の組み方。
完成後には見えなくなる部分こそ、家の性能を左右します。
「見えなくなるからこそ、ちゃんとやらないと意味がないんです」
大工さんは、そう言いながら丁寧に施工を続けていました。
どれだけ高性能な断熱材を使っても、隙間があれば意味がありません。
数値は、図面ではなく現場で決まります。
「あとで直せない部分だから、一番神経を使います」
その言葉の通り、作業は驚くほど細かく、正確でした。

印象的だったのは、現場の掃除の徹底ぶりです。
材料は整然と並び、木くずはこまめに回収され、作業後は必ず清掃が行われる。
「掃除ができない現場は、いい家は建ちません」
そう語る大工さんの言葉に、技術者としての誇りを感じました。
整理整頓は、施工精度にも直結します。
雑な現場から、高性能な家は生まれません。

ここでは、大工は外部委託ではなく“社員大工”。
会社の理念を共有し、同じ基準で仕事をする文化があります。
「この会社の家づくりはこうだ、という共通認識があります」
だからこそ、品質がブレません。

さらに特筆すべきは、全員参加の打合せ体制。
営業、設計、現場、大工。
部署を超えて情報を共有し、施工前に細部まで確認します。
「聞いていなかった」が起きない仕組み。
この体制が、技術思想を現場に確実に落とし込んでいます。
社長の「後悔させたくない」という言葉。
それは現場では“当たり前の基準”として共有されています。
性能を妥協しない。
見えない部分で手を抜かない。
それが、この現場の技術思想です。
しかし、ここで一つ疑問が生まれます。
なぜ、ここまで徹底できるのか。
その理由は「自社大工」という体制にあります。
次回は、自由度の高い家づくりと高い施工精度を両立させる、その仕組みに迫ります。

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