Category;ライフハック

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大雨のあと、道路が冠水すると、家や店舗の前まで水が迫ってくることがあります。
特に気になるのが、道路を車が通るたびに水が波のように押し寄せ、玄関や店舗の入口に水が当たる状況です。
「水が入ってきそう。でも、専用の止水板は持っていない」
そんなとき、私たち一般の人にできることはないのでしょうか。
今回、ふと思い出したのが、Instagramのリールなどで紹介されている「マスカーフィルム(マスカーテープ)」の使い方です。
最近SNSでは、100円ショップなどで販売されているマスカーフィルムを使った掃除のライフハックが紹介されています。
浴室のドアのサッシを掃除をするときに、ドアの下部にフィルムを貼り掃除をすると脱衣室側への水の侵入を防げるという使い方です。
浴室から脱衣所側へ水が飛び散るのを抑え、ドアレールや脱衣所が濡れるのを防ぐというアイデアです。
本来、マスカーフィルムは塗装などの際に周囲を保護するための養生用品ですが、こうした「水が向こう側へ広がるのを抑える」という応用方法がSNSで紹介されています。
ダイソーでも「マスカーフィルム」が販売されています。
幅550mm・長さ10mのポリエチレン製フィルムにテープが付いた商品で、塗装時の養生などに使用するものです。
Amazonやビバホーム、島中では「マスカーテープ」として販売されている商品もあります。
この使い方を見ていて、ふと思いました。
「これ、逆に外から水が入ってくるときにも応用できないだろうか?」
道路の冠水そのものを、個人が普段から防ぐことはできません。
排水設備を整えたり、道路の構造を変えたりすることもできません。
でも、「水が家や店舗の中に入ってくる量を、少しでも減らす」ということなら、何かできることがあるかもしれません。
そこで考えたのが、浴室でのマスカーフィルムの使い方を、冠水時の玄関や店舗入口に応用する方法です。
水が迫ってきたとき、室内側からドアの下部を覆うようにマスカーフィルムを貼ります。
フィルムは、想定される水の高さに合わせて、必要な範囲を覆えるようにします。
そして、フィルムを貼った状態でドアを閉めます。
浴室では、「中から外へ水が飛び散るのを抑える」ために使っているものを、冠水時には、「外から中へ水が入り込むのを少しでも抑える」ために応用する、という発想です。
もちろん、マスカーフィルムだけで冠水を完全に止められるわけではありません。
大量の水が流れ込む状況や、水圧・水流が強い場合には、フィルムが剥がれたり破れたりする可能性もあります。
それでも、車が通るたびに発生する波や水しぶきがドアに直接当たる状況などで、「少しでも水の侵入を減らせないか」という応急的な対策として考えてみました。
これは完全にゼロから思いついた方法なのかと思い調べてみたところ、興味深い資料が見つかりました。
日本エクステリア学会の資料では、「開口部からの水の止め方」の中で、簡易的な浸水防止対策として養生シート(マスカーテープ)を使う方法が紹介されています。
サッシの隙間にフィルムを食い込ませる方法や、エントランスでは止水板と組み合わせる方法などが示されています。
つまり、「養生用のフィルムを、水の侵入を抑えるために応用する」という考え方自体には、一定の実用的な背景があります。
今回のアイデアで最も大切なのは、マスカーフィルムを止水板の代わりだと考えないことです。
期待するのは、あくまで応急的な効果です。
また、マスカーフィルムは本来、塗装などの際に使用する養生用品です。
貼り付ける場所の材質や状態によっては、剥がす際に表面を傷めたり、粘着剤が残ったりする可能性があります。
使用する場合は、商品の注意事項を確認し、貼り付ける場所の材質にも注意してください。
今回この方法を考えたきっかけは、冠水を予防する方法を紹介したかったからではありません。
冠水そのものは、普段から個人で防げるものではないからです。
そうではなく、「実際に水が迫ってきたとき、専用の防災用品を持っていなくても、何かできることはないだろうか?」と考えたことがきっかけでした。
昨夜のように、道路が冠水し、車が通るたびに水が波打つような状況を目にすると、「玄関に水が入ってくる前に、何かできないだろうか」と思う方もいるのではないでしょうか。
そんなときに思い出したのが、普段はお風呂掃除などに使われているマスカーフィルムでした。
お風呂では「水を外へ出さない」ために使う。
それを反対向きに考えて、「外から入ってくる水を、少しでも入りにくくできないか」という発想です。
実際の効果は、建物の構造やドアの種類、水の深さ、水流の強さなどによって大きく異なります。
今回の記事は、マスカーフィルムの冠水対策としての効果を実験・検証したものではありません。
あくまで、身近な掃除用品の使い方を、防災に応用できないかというアイデアとして紹介しています。
マスカーフィルムは、止水板や土のうの代わりになるものではありません。
水の勢いが強い場合や浸水が進んでいる場合は、無理に水を止めようとせず、安全確保と避難を最優先にしてください。
それでも、「家にあるものを、災害時に別の用途へ応用する」という視点を持っているだけで、いざというときの選択肢は少し広がるかもしれません。
普段はお風呂掃除に使っている、身近なマスカーフィルム。
そんな100円ショップでも手に入る身近なものが、突然の冠水に直面したときの「もう一つの応急対策」になるかもしれません。
今回の記事が、大雨や冠水に備える際の「もう一つの発想」につながれば幸いです。
※本記事はマスカーフィルムの防水効果を検証したものではなく、既存の資料や商品の性質をもとにした応用的なアイデアの紹介です。