八潮市施行50周年事業「第30回八潮市書道展」開催

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2021/06/06  更新

Category;ピックアップレポート  

八潮市施行50周年事業「第30回八潮市書道展」が6月4日(金曜日)から6日(日曜日)に八潮メセナで行われました。市内で書道を楽しむ方の74点の作品が展示されました。

同展の中に八幡公民館講座が盛り込まれ同時開催で、盛りだくさんの内容となっておりました。

①参加する書道展~八潮の地図を筆文字で埋めよう~
来館された方がが書いた筆文字作品(葉書サイズ)で八潮の地図を埋め、展示しながら一つの作品を制作する。
こちらの完成した地図は6月30日(水曜日)まで八幡公民館に展示されることになりました。

②篆刻(てんこく)教室~和deデコ自分だけのデザインを刻(こく)そう~
尾花太虚(おばなたいきょ)さん(謙慎書道会理事)を講師に篆書と和柄を合わせたデザインで、オリジナルのハンコ作製。

③席上揮毫(せきじょうきごう)~ライブ書道を楽しもう~
恩田静月(おんだせいげつ)さん(日展会友)を講師に淵墨の飛ばし方、筆の止め方、書道の実演を観覧し、観る書道の楽しみ方を学ぶ。

実際に作品を書いているところを拝見し、書道の知識がない私でも楽しむことができました。「字を上手に書く」という子供の頃にお手本を真似しながら書いていた書道教室の思い出とは全く違う印象の芸術を、作品作りを目の当たりにしました。書道のイメージが変わった!ちょっと嬉しい経験になりました。
こちらは、一部を動画撮影しましたので、雰囲気をお楽しみいただければと思います。

質問コーナーでは、墨はどんなもので作られているのか?墨液の保存方法は?1文字の途中で墨継ぎをしてもいいのか?名前は別の筆で書くものなのか?落款の位置や数についてなど書道の経験をされている方からの質問も多く寄せられ、有意義な研鑽の場となりました。

質問について回答してくださったのは、工藤松韻(くどうしょういん)さん。中国の杭州で大学院生として書を勉強しておられ、一時帰国後、新型コロナウイルスの影響で中国に戻れなくなり日本でYouTubeに動画投稿をされています。

新型コロナウイルスの影響で、遠くまでお出かけしにくい昨今、自分の趣味をさらに深掘りしてみる。近所で今まで気にしていなかった、興味のなかった分野に一歩足を踏み入れてみると新しい経験となったり、新たな発見ができるではないかと思わせてくれる素晴らしい書道展であったと思いました。

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