Information&Pick up Report
2026/03/01 更新
Category;ピックアップレポート
八潮市で家を建てるということは、この街でこれからも暮らし続けるということ。
冬の寒さ、室温差、ヒートショックのリスク。
家の性能は、暮らしやすさだけでなく“命”にも関わります。
今回、八潮市ちゃんねるでは、
地域に根ざす工務店の家づくりを3回にわたって特集します。
テーマは「技術で命を守る」。
理念、施工の思想、そしてそれを支える体制まで。
現場取材を通して、その本質に迫ります。

冬になると、毎年のように耳にする「ヒートショック」という言葉。
入浴中の急激な温度変化によって体に負担がかかり、命を落とすケースも少なくありません。
「八潮市で、そんな家を増やしたくないんです」
取材の中で、社長ははっきりとそう話しました。
これは性能の話であり、同時に“命”の話でもあります。
八潮市で家を建て続けてきたからこそ、地域の気候も、冬の冷え込みもよく知っています。
だからこそ、性能を妥協した家は建てられない。
「家の性能は後から変えられません」
壁の中の断熱材。
見えなくなる構造。
完成後には簡単に手を入れられない部分だからこそ、最初から本気でやる必要があります。

その本気は、言葉だけではありません。
例えば、全棟で実施している気密測定。
平均C値は0.2という高水準を記録しています。
これは単なる数字ではありません。
家全体の隙間が極めて少ないことを意味し、室温差を抑える重要な要素になります。
さらに、断熱材には60年無結露保証の仕様を採用。
壁の中で結露を起こさない設計と施工精度により、長期的に住宅性能を維持します。
そして、防蟻対策にはホウ酸処理を採用。
揮発せず、半永久的に効果が持続する方法で、構造材を守ります。
床下は外気と切り離し、室内と同じ空気環境で管理する「床下同一空気」の考え方。
さらに、熱交換換気システムを導入することで、換気しながらも室温を大きく下げない設計としています。
これらはすべて、“ヒートショックを防ぐための土台”です。

「オプションにするものじゃないと思うんです」
断熱性能を上げることを、特別仕様にはしない。
標準で取り組む。
それは、“高級住宅をつくりたい”からではありません。
「安い・高いの話ではなくて、後悔してほしくないだけなんです」
住み始めてから寒さに悩む家。
光熱費がかさむ家。
ヒートショックのリスクが高い家。
そうした家を、地域に残したくないという強い想いがあります。

理想を語ることは簡単です。
しかし、性能は言葉では上がりません。
必要なのは、現場でそれを実行する“技術”です。
社長の想いは、現場の大工たちへと受け継がれています。
次回は、その現場で実際にどのような技術が使われているのか。
「見えなくなる場所」にこそ込められたプロの思想に迫ります。

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